建設技術者の適性について

 建設関係に従事する技術者が不足しているといわれていますが、どのような人材がこの業界に適性があるのかと考えてみました。わたくしは、「長く従事していける人」が第1の適性であると思います。当たり前ではないかといわれるかもしれませんが、10年以上同じ仕事を続けることはどの分野でも至難の業だと思います。まずは、業務知識全般を覚えるのに3年、現場を任されて(指導を受けながら)2年、各種現場を経験して5年、以上10年で通常1人前というらしいです。(ベテランの現場監督に聞きました)また、その間、業種によっては、資格試験をパスする必要があります。このように考えると、資質としては「素直」で「根気」があって基本的な「社交性」があることが必要な気がします。何事もそうですが、嫌なことにもめげない気持ちと仕事に飽きない好奇心が必要であるとわたくしは思います。