経営事項審査における経営状況分析Yとは(3)。

私は、大阪府高槻市で建設業許可及び産業廃棄物処理業☆産業廃棄物収集運搬業の許可申請の代行を
14年間営んでまいりました行政書士浜田温平事務所所長の浜田温平です。私は、高槻市を拠点として茨木市、
島本町、枚方市、箕面市、大阪市、摂津市、吹田市、豊中市など北摂を中心に活動している行政書士です。
経営事項審査における経営状況分析Yは、経営分析を審査評点としております。したがって、かなり専門の
分析技術が必要となるため、必ず「登録経営状況分析機関」を通じてY評点を算出することが必要です。
本日は、Y評点の要素となる「収益性」と「効率性」をはかる指標として総資本売上総利益率X3(寄与度21.44%)
について考えてみましょう。
この指標は、企業の総資産から、どれだけの売上総利益を獲得できたを評価する指標です。ここで、「総資産」
とは何かというと、貸借対照表の左側にある貸方の合計数字で、右側の借方は借入及び自己資本
(これまでの利益を含む)者に対応した会社の財産全体を表します。この「総資産」を分母として、売上総利益を
分子として比較したものがこの総資本売上総利益率X3となります。毎年、利益額は変動していきますが、
会社の財産を投じたものが、どれほどの利回りで戻ってきているかを示しています。この数字が少ないということは
会社の収益力が低く、経営の運営効率も低いことになりますので、経営者はこの点の改善を図る必要があります。