経営事項審査における経営状況分析Yとは(4)。

高槻市で建設業許可及び産業廃棄物処理業☆産業廃棄物収集運搬業の許可申請の代行を
14年間営んでまいりました行政書士浜田温平事務所所長の浜田温平です。私は、高槻市を拠点として茨木市、
島本町、枚方市、箕面市、大阪市、摂津市、吹田市、豊中市など北摂を中心に活動している行政書士です。
経営事項審査における経営状況分析Yは、経営分析を審査評点としております。したがって、かなり専門の
分析技術が必要となるため、必ず「登録経営状況分析機関」を通じてY評点を算出することが必要です。
本日は、Y評点の要素となる「収益性」と「効率性」をはかる指標として売上高経常利益率X4(寄与度5.7%)
について考えてみましょう。
この指標は、売上高に対する「経常利益」の比率を表すものです。さて、「経常利益」とは何でしょうか。
利益を表すもので上から説明していきますと、総利益については、売上高から「原価」を差し引いた
粗利益を指します。この総利益より、販売管理費(社員給料・賃借料・広告宣伝費など)を差し引いた
ものを「営業利益」といいます。さらに、借入金利などの営業外費用と受取利息・配当・還付金等の営業外
収入を調整して差し引いたものを「経常利益」といいます。これがほぼ企業の最終利益となりますので、
売上高を分母に経常利益を分子とする比較により収益力を計っていきます。