私は、大阪府高槻市にて、建設業許可および産業廃棄物処理業・産業廃棄物収集運搬業の許可申請を中心に業務を行っております、行政書士浜田温平事務所の浜田温平です。 開業以来23年、高槻市を拠点として、茨木市、島本町、枚方市、寝屋川市、池田市、守口市、箕面市、大阪市、摂津市、吹田市、豊中市など、北摂地域を中心に活動してまいりました。
建通新聞(令和8年1月8日)では、太陽光発電設備における事故防止対策の強化について報じられています
近年、豪雨や台風によるパネル流出、架台の倒壊、感電事故、火災などが各地で発生しており、再生可能エネルギーの拡大とともに「安全管理」が大きな課題となっています。
【記事のポイント整理】
報道内容を整理すると、主に次の点が示唆されています。
① 自然災害による設備被害の増加
・豪雨による土砂流出
・強風によるパネル飛散
・斜面設置型の崩落事故
② 不適切な設計・施工の問題
・排水対策不足
・地盤調査の不十分さ
・架台強度不足
③ 維持管理体制の不備
・定期点検未実施
・草木繁茂による漏電・火災リスク
・所有者不明設備の存在
単に「設置すれば終わり」ではなく、長期的な維持管理義務の徹底が求められています
【法制度との関係】
太陽光発電設備は複数の法令が関係します。
1. 電気事業法
・保安規程の整備
・電気主任技術者の選任
2. 再エネ特措法(FIT・FIP制度)
・認定要件の遵守
・適切な事業実施義務
3. 建築基準法・都市計画法
・開発許可
・用途地域規制
4. 森林法・宅地造成規制法
・斜面開発に関する許可
事故が発生した場合、単なる施工責任だけでなく、事業者責任・管理責任が問われる可能性があります。
安全管理体制の確認は、譲渡契約時の重要なチェックポイントです。
【事故防止のための実務的チェックポイント】
(設置前)
・地盤・排水計画の確認
・風圧荷重計算
・ハザードマップ確認
(設置後)
・年次点検の実施
・雑草管理
・保険加入
・売却・承継時
・法令遵守状況確認
・未是正事項の把握
・保安体制の継続性確認
事故が起きてからでは遅く、
設計段階から法令順守を組み込むことが最大のリスク対策です。
太陽光発電は脱炭素社会の柱ですが、安全確保が前提です。
・災害対策
・ 維持管理
・法令遵守
・契約整備
これらを総合的に整えることが、事業の安定運営につながります。







