下水管点検に「飛行ドローン」活用へ ~ インフラ老朽化対策と法制度の視点~

 私は、大阪府高槻市で建設業許可及び産業廃棄物処理業☆産業廃棄物収集運搬業の許可申請の代行を
23年間営んでまいりました行政書士浜田温平事務所所長の浜田温平です。 私は、高槻市を拠点として茨木市、島本町、枚方市、寝屋川市、池田市、守口市、箕面市、大阪市、摂津市、吹田市、豊中市など北摂を中心に活動している行政書士です。
 近年、全国で下水道管路の老朽化が深刻化しています。 道路陥没事故や管路破損のニュースが相次ぐ中、下水管内部を飛行型ドローンで点検する技術が注目されています。
従来の人手やカメラ車による調査に代わり、空中を飛行する小型ドローンが管内を自律・半自律で撮影する方式です。

【なぜ今、下水管点検が重要なのか】
 日本の下水道は高度経済成長期に整備されたものが多く、耐用年数(標準50年)を超える管路が急増しています。
 特に都市部では、
 ・交通量の多い道路下に埋設
 ・管径が大きく内部が広い
 ・水流や堆積物で視認性が悪い
  といった条件が重なり、効率的な点検手法の確立が急務となっています。

【飛行ドローン点検の特徴】
① 水に浸からず調査可能
 従来の自走式カメラは水位の影響を受けやすいですが、飛行型は上部空間を活用できるため、通水中でも調査が可能です。

② 高速・広範囲調査
 数百メートル単位で一度に撮影可能。点検時間の大幅短縮が期待されます。

③ 作業員の安全確保
 硫化水素等の危険ガスが存在する環境下で、人が入らずに点検できる点は大きなメリットです。

【法制度との関係】
 行政書士の視点で見ると、以下の制度整理が重要です。
 1. 下水道法・地方自治体条例
  点検義務や維持管理計画との整合性。
 2. 航空法
  地上でのドローンとは異なりますが、屋内飛行扱いとなるケースが多いものの、機体仕様や電波法への配慮は必要です。

3. 労働安全衛生法
 点検作業全体の安全管理体制の構築。

4. 入札・委託契約
 ・新技術加点制度
 ・総合評価方式
 ・技術提案型入札
  自治体がどのように評価項目へ組み込むかが鍵になります。

【建設業・設備業者への影響】
 ・電気工事・設備工事分野でも、
 ・マンホール内部設備
 ・ポンプ場電気設備
 ・通信・センサー設置
  といった周辺業務との連携が広がる可能性があります。
 「維持管理型ビジネス」への転換が今後の大きなテーマです。

 インフラ維持管理は、単なる施工から「管理・監視」へと移行しています。
 下水管点検に飛行ドローンを活用する動きは、老朽化インフラ対策の象徴的な取り組みです。
  技術革新とともに、
 ・法制度
 ・契約設計
 ・入札制度
 ・安全管理
  これらを適切に整理することが不可欠です。