経営事項審査における経営状況分析Yとは(7)。

高槻市で建設業許可及び産業廃棄物処理業☆産業廃棄物収集運搬業の許可申請の代行を
14年間営んでまいりました行政書士浜田温平事務所所長の浜田温平です。私は、高槻市を拠点として茨木市、
島本町、枚方市、箕面市、大阪市、摂津市、吹田市、豊中市など北摂を中心に活動している行政書士です。
経営事項審査における経営状況分析Yは、経営分析を審査評点としております。したがって、かなり専門の
分析技術が必要となるため、必ず「登録経営状況分析機関」を通じてY評点を算出することが必要です。
本日は、Y評点の要素となる「絶対的力量」をはかる指標として自己資本比率X7(寄与度5.7%)
について考えてみましょう。
この指標は、企業の営業活動の結果であるキャッシュフローと、利益の蓄積を評価する指標の組み合わせ
となっています。1億円で割った絶対値で評価し、高いほど良いとされているため、多額の利益がある
大企業には有利とされています。
(前期キャッシュフロー+当期キャッシュフロー)/1億(円)÷2(単位千円)
キャッシュフローは、使用可能なキャッシュをいくら保有しているかを計るものですが、営業キャッシュフロー
は、B/S、P/Lをみるときに、立替として支払いが留保されている科目や先に入金された前払い金や
支出ではあるが実際には当期に現金が出ていかない「減価償却費」などの調整額です。金融機関では近年重要視
されている指標といえます。